みんなで初体験

我が家にとって初めての経験がすっかり落ち着いたので、記録を残しておこうと思う。

縹(はな)の行動に変化があったのは、2月に入ってすぐのこと。

変化その1
ケージの床にばかり居るようになった。
敷いてある紙を細く噛み切り、角に持って行ってはゴソゴソ……また紙を切ってゴソゴソ。
目の前で名前を呼んでも気付かないほど集中している時もあった。

変化その2
放鳥時はいつも、お気に入りの場所3か所を順に回って遊ぶのだが、その中の1か所に執着するようになった。
それだけではなく、ボスがそこに近付くと怒る、すごく怒る。
「ここはダメ! 絶対ダメ!」と、誰が見てもそうだと分かるように鳴いて怒るのだ。
真剣な縹には悪いのだが、大股開きで力いっぱい立って鳴いているのが可愛かった。

変化その3
ちょっと頭を撫でただけで、羽をファッサーっと広げるようになった。
春も近いことだしと、私達は縹から手や肩に乗ってくる以外は、触れるのを控えるようにした。
だが終いには、「縹」と呼ぶだけで羽ファッサーをするようになってしまい、さてどうしたもんかと困り果てていた。

そして何よりも変化したこと。
縹の体重だ。

いつもの体重 47g〜48gをウロウロ

2月23日 54g

3月2日 57g

思い返すと笑ってしまうのだが、クッキングスケールが壊れたかと電池交換したほどにメキメキと増えていく体重……
横から見ると、お腹がぽっこりしていた。
シードもペレットもおやつもいつも通りの量なのにこれはおかしいと、病院の予約を考えた矢先……

忘れもしない、3月3日の朝。
縹のご飯を用意していたボスが、ケージをじっと見つめて言った。
「あれ……たまごがあるよ。縹ちゃん女の子だ」
ほとんど女子で確定だったよ……私は心の中でボスに突っ込んだ。


シードを用意していたボスから蕎麦の実をもらうことに成功し、もうひとつくださいなとおねだり中の縹。

ここで1日遡り、3月2日。
この日はいつもと明らかに違うことがひとつだけあった。
文字にすると「クウゥゥゥゥ」といった感じなのだが、聞いたことのない声で鳴いていた縹。
ケージを覗いても「何しに来たのー?」っと元気に近付いてきたのでそれ以上気にしなかったのだが、あの鳴き声はいきんでいたのかな? と思う。

そしてこれまた面白いことに、たまごをひとつ産んだ途端、これまでの変化はどこへやら、いつもの縹に戻っていった。
何日経っても、次のたまごが産まれることもなく……

3月4日の体重は53g。
たまごって4gもあるんだな。

そこからゆっくりと体重は減っていき、4月18日には48gとなり、我が家での初めての経験はひと段落した。


おねだりが成功し、ご機嫌で蕎麦の実を食べる縹。

今回知ったことは、行動が変化した時には、なにをどう対策しても遅いということ。
なんとなく女の子なんだろうなと感じた時から色々調べて実践してきたが、防げなかった。
だからといって、2月だろうと構わず保温を止めたらいいのか? 普段から触れ合わなければいいのか?
私には分からない。

次は秋か来春か? それこそ縹にだって分からないだろうけど、あまり神経質になりすぎずやっていこうと思う。