あの日の出来事 – 命名

2009年2月2日
京都からの帰り道。
ボスと私は、これから数え切れないほど呼ぶだろう名前を考え始めた。

マメルリハは海外のインコだけど、生まれは京都なんだから日本っぽい名前にしよう! というのはすぐに決定した。
(プラケースに入った次男くんの顔を思い出して……背中はキレイな瑠璃色になるんだよな……瑠璃色、瑠璃色……う~ん……)
これまで一緒に生活した動物の名前は家族が付けていたし、迷いセキセイさんは探している人がいるのだからと、名前を考えたりはしなかった。
考えては何か違うを繰り返し、頭の中がグルグルしだした頃。

「この子は次男なんだよね?」
不意にボスが聞いてきた。私がそうだと答えると、
「じんのすけ、ってどうだろう」
何故かその名前がストンと来てしまい、私は賛成とも反対とも言わずに、
「漢字は?」
そう聞いた。

ボスには何度か聞いたことがあるが、急に頭に『仁之介』と浮かんだだけで、あれこれ考えたのではないそうだ。
次男なのかと私に聞いたことすら忘れていたので、あの質問に意味は無く、本当にポッと出てきたんだろう。

さてさて、次男くんの仁之介、呼ぶと目を合わせるし返事もしてくれるが、この名前をどう思っているだろうか?

最後は毎年恒例、昔のガラケーで撮った初めての1枚。
今だって小さな鳥だけど、この時はもっと小さくて……本当可愛いなー。