仁之介、ヨードを意識する

昨年11月……
あることが切っ掛けで、食生活を変化させた仁之介。
人間達もそれにだいぶ慣れてきたので、記事にしてみようと思う。

この記事では、
・仁之介の体調
・仁之介の食事について、私個人が調べたこと
のみを書いています。
全てのインコさんに当てはまる記事では無いことをご了承の上、お読みください。

さて、その切っ掛けとは、下の写真。


この写真は、通院後の2021年12月に撮ったもの。嘴の薄い皮が取れたばかりで、濃い茶色の筋がよく分かる。

最初は薄茶色だった嘴の筋が、日を追うごとに濃くなってきたため、健康診断以外で初めて動物病院へ行くことになった。

嘴の筋以外は、いつも通り元気いっぱいな仁之介。
そこで、以前からボスと話していた、「仁之介も歳を重ねてきたから、今より通いやすい場所の病院へ行ってみよう」ということになった。
随分前に調べてあったので、予約を取り目的の動物病院へ。
新型コロナウイルス対策の為、成人が1人で連れて来るように、とのことだったので、場所を把握しているボスと仁之介で行くことに。

そう遠くない場所なのに、待てど暮らせど戻って来ない鳥と人間……
重大な病気だったのかと心配になる頃、やっと帰って来た。

何はともあれ、嘴の結果から。
これはどこかにぶつけた為の内出血らしく、嘴が生え変わるとされる4か月も経つ頃には良くなっているでしょう、とのこと。
良かった良かった、じゃあ何故遅くなったのか? と聞くと、高齢なので血液検査をしてみないかと聞かれ、お願いしたらしい。

その血液検査で分かったこと、1つ目。

甲状腺機能低下

この甲状腺機能低下については、その兆候が出ていますよ、といった状態らしい。
約2週間分の薬は貰ったのだが、投薬が終わったらどうしたらいいか? 早速調べてみた。

リンクフリーなのか不明だったので、甲状腺機能低下についての説明サイト。
『横浜小鳥の病院 羽毛、嘴の異常』で検索すると、詳しい記述あり。

このサイトによると、どうやら『ヨード(ヨウ素)』不足が原因らしい。
これまで意識してこなかったヨード。
次はこのヨードについて調べてみた。
(『ヨード』は『ヨウ素』の別名、というだけらしいので、この記事では『ヨード』と記載していきます)

まず、仁之介はおやつの時間を毎日とても楽しみにしているので、その時間でヨードを摂取出来るか調べてみた。

これまで仁之介が食べてきた食品で、ヨードが含まれているもの
(追記が無いものは全て『生』と記載
・かいわれ大根
・パセリ(生、香辛料類には乾と記載)
・しそ
・カブ葉
・春菊
・ミニトマト
・ほうれん草(生、とあったのだが、仁之介常食のペレットに入っている)
・高菜
・小松菜
・クレソン
・枝豆(冷凍)
・さつまいも(蒸)
・落花生(乾)
・バジル(香辛料類に粉と記載。仁之介は生の葉を食べている)
・とうがらし(香辛料類に粉と記載。仁之介は寒い季節だけ乾燥させたものを食べている)

上記は全て、人間の病院のサイトなどで調べたもの。

そして調べているうち、食品には、甲状腺へのヨードの蓄積を阻害したり、甲状腺ホルモンの分泌を妨げたりする『ゴイトロゲン』という物質があると知る。
これが厄介なことに、仁之介がよく食べていたアブラナ科の野菜に含まれているのだ。

これまで仁之介が食べてきた食品で、ゴイトロゲンが含まれているもの
・カブ(葉か根かは不明)★
・キャベツ
・芽キャベツ
・小松菜 ★
・チンゲン菜
・ブロッコリー
・水菜
・ルッコラ
・クレソン ★
・ほうれん草 ★
・豆苗
・さつまいも ★
・イチゴ ★
・梨
・桃
・落花生 ★
・亜麻の種子

こちらも人間の病院のサイトなどで調べたもの。
ただちょっと不思議なのだが、★マークを付けた食品にはヨードも含まれている。

ざっと調べてこれだけ出てきたので、まだあるかも知れない。
この時点で仁之介の大好きなブロッコリーが入っていて、可哀想になってきてしまう。

だがこの『ゴイトロゲン』、人間ならば毎日1kg以上のキャベツを食べ続けた場合などに、甲状腺に異常が生じたりする、ということらしい。
それからこちらは、横浜小鳥の病院、院長のツイート。

このツイートを読み、「絶対食べさせない!」と神経質になりすぎてもいけないと思った。
そしてヨードの過剰摂取も、いけないらしい。

さてさて、ここまで調べてきて、ふと気付いた。
どのサイトを読んでも、『海藻類』にヨードが多く含まれているのだ。
そこで思い出したあの記事!

恋する小鳥 小鳥ごはん「夏の名残 りんごとパセリの青のり和え」

なんだなんだ! こりゃこれまであげていた野菜を少しだけ変えて、あとは青のりにお任せ! これでいいんじゃないか?

そんな訳で、最近の仁之介のおやつの内容はこんな感じ。


直売所から帰った直後に撮ったので、まるごと野菜も色々。青のりやピーナッツも、写真で見やすいよう多めに置いていますが、作る際はそれぞれ少量ずつを刻みます。詳しいおやつの作り方は、この辺この辺にあります。

毎日、ヨードが含まれている野菜を意識して摂取。
青のりはヨードがとても多く含まれているので、少量を週に2度。
仁之介が大好きな茎ブロッコリーは、旬の季節にこれまで通りあげることにした。

因みに、ヨードが含まれている果物も調べてみたのだが、生のイチゴ以外は分からなかった。(イチゴにはゴイトロゲンも含まれる)

それから仁之介が小さい頃、たまにあげていたのだが、うずらの卵にもヨードが多く含まれている。
ゆで卵にして、時々青のりと置き換えてあげてみようかな。昔食べたことを覚えているだろうか?

今回の血液検査でもう1つ分かったことがあるので、それについては次次回!